回復の見込みがない患者に除細動は必要か

私の義弟は、医師から植物人間と同じ状態と言われ、3年経つ。(話しかけたり、冗談を言うとすごく笑う)
最近熱が出て危篤状態になり、療養型医療施設より他の病院に搬送されました、診察の結果膀胱胆石でした。
胆石の手術を尿管からカテーテルを入れて、3回に分けてするが、寝たきりで膀胱が働かない為、直ぐに同じ症状になるので、お腹に管を入れてそこから排尿させることになる。又手術中に心臓が止まる確率も高いとの説明。

この事で始まった、親戚関係の考えの違い、(何が正解なのか今もって分からない)
手術は止める。
手術はするが、心臓が止まったら除細動はかけない。
必ず回復できる可能性があるから何としても助ける。

色々な話が出た、うちの妻は最後の考えで、(自己満足とも言えるが、頭が下がる)この3年間弟の為に仕事もやめ回復すると信じて介護してきた。
病人本人の嫁は、この状態で家に戻られても困るとの考えが、前からあり、まさかとは思うが手術は止めてとの考えか?、違うと信じたい。
親は手術をして痛みが取れて安らかになるなら良いが、除細動も含め延命は要らないとの考え。
最終的には、手術をして何もなく熱も下がり、穏やかな顔になり皆安心し、3週間後に元の施設に移った(私の妻は相変わらず、近くのウィークリーマンション)。

dc

ここでふと手術中の除細動を身内が拒否できるのか、又自分のようにICDを入れている人間が、終末期にICDを止めることが出来るのか、止められなくても交換時期が来た場合どうするのか、などいろいろな事を考えさせられた出来事でした。これは自分がその状態になった時の為、家族とよく話をしておかなければならない事か。


本当に何が正解なのか、難しい!自分の場合は痛みは取っても除細動は要らないかな。

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